VelcryptとiPhoneの「非表示」アルバムの比較
最終確認:2026年10月。製品の内容は変わることがあります。最新の情報は各アプリのApp Storeのページでご確認ください。
どのiPhoneにも、写真を隠す方法がすでに用意されています。写真アプリの「非表示」アルバムです。多くの人にはそれで十分です。Velcryptは、それでは足りない場面のためにあります。たいていは、見られたくない相手があなたのパスコードを知っているかもしれない場合や、クラウドにコピーを置きたくない場合です。ここでは両方を正直に比べます。
「非表示」アルバムが実際にしていること
「非表示」アルバムとは、選んだ写真や動画をメインのライブラリ、「メモリー」、ウィジェットから外す、写真アプリ標準のアルバムです。iOS 16以降は、標準でFace ID、Touch ID、またはパスコードでロックされます。この設定は、iOS 18以降なら「設定」›「アプリ」›「写真」、それより前のバージョンなら「設定」›「写真」で変更できます。iOS 18以降では、「非表示」と「最近削除した項目」は写真アプリの「ユーティリティ」の下に表示され、「非表示」アルバム自体を表示しないようにもできます。
iCloud写真がオンなら、非表示の項目もほかの写真と同じように同期されます。iCloud上で暗号化はされていますが、エンドツーエンドになるのは「高度なデータ保護」を有効にした場合だけです。詳しくはiPhoneの「非表示」アルバムはプライベートかと非表示の写真はiCloudに保存されるかをご覧ください。
機能の比較
| Velcrypt | iPhoneの「非表示」アルバム | |
|---|---|---|
| 端末内暗号化の詳細を公開 | はい:AES-256-GCM、パターンから導出した鍵 | iOSのデータ保護。Appleが説明 |
| アカウント | 不要 | 写真アプリの一部。iCloud同期にはApple Accountが必要 |
| クラウドバックアップ | なし(初版)。暗号化バックアップを予定 | あり。iCloud写真またはiCloudバックアップで |
| ロック解除の方法 | 5×5のグリッドに描くパターン。パスコードとは別 | Face ID、Touch ID、または端末のパスコード |
| 生体認証 | 設計上なし | あり |
| ダミー/複数の保管庫 | パターンごとに専用の保管庫 | 「非表示」アルバムは1つだけ |
| 強要時パターン | 近日公開(Premium) | なし |
| コードを忘れた場合の復元 | なし | 端末のパスコードとApple Accountの復旧手段 |
| 費用 | 無料版と任意のPremium | iOSに付属 |
| 対応プラットフォーム | iPhone(iOS 17以降) | iPhone、iPad、Mac |
| 書類 | 対応、「ファイル」アプリから | 写真と動画のみ |
パスコードの問題
実用上の最大の違いは、誰が中に入れるかです。「非表示」アルバムは端末のパスコードを信頼しています。見知らぬ人に対してはそれで妥当ですが、多くの人はパートナーや子ども、家族とパスコードを共有していたり、目の前で入力したことがあったりします。パスコードは常に代替手段として受け付けられるため、Face IDを設定していても、パスコードを知っている人なら誰でも「非表示」アルバムを開けます。
Velcryptのパターンは別の秘密です。パスコードを知っていても、iPhoneの前にあなたの顔があっても、保管庫は開きません。VelcryptがあえてFace IDを使わないのもそのためです。顔や指は本人の同意なしに使われる可能性があります。パターンロックをご覧ください。
コピーとクラウド
写真を非表示にしても、どこかへ移動するわけではありません。写真はライブラリに残り、iCloud写真がオンならiCloud写真にも残り、同じApple Accountのほかのデバイスでも見えます。非表示の写真をどこからでも見たいなら便利ですが、誰かがそれらのデバイスを使うならリスクになります。
Velcryptは逆です。読み込んだ写真はiPhone上の暗号化された保管庫にコピーされ、初版では保管庫のデータはiCloudとコンピュータのバックアップから除外されます。読み込んだあとは写真アプリから元の写真を削除し、「最近削除した項目」を空にしてください。そうしないと約30日間残ります。読み込み後に元の写真を削除する方法をお読みください。
否認可能性
「非表示」アルバムはちょうど1つだけで、写真アプリを開いた人には(表示をオフにしていない限り)その存在は明らかです。Velcryptには保管庫の一覧がありません。パターンごとに専用の保管庫が開き、アプリが一度も見たことのないパターンではエラーを出さずに空の保管庫が開きます。そのためダミー保管庫を持つことができ、ほかの保管庫の存在を証明することはできません。隠し保管庫をご覧ください。
「非表示」アルバムのほうが合うかもしれない人
- 無料の標準機能で済ませたい。 追加のアプリもインストールも不要です。
- 同期とバックアップが欲しい。 非表示の写真はiCloud写真で複数のデバイスに同期され、iPhoneをなくしても残ります。
- パスコードを知っている全員を信頼できる。 それならパスコードのロックは妥当な壁になります。
- iPadやMacを使っている。 VelcryptはiPhone専用です。
Velcryptのほうが合うかもしれない人
- ほかの誰かがパスコードを知っている。 別のパターンなら、その人を締め出せます。
- クラウドにコピーを置きたくない。 保管庫はiPhoneの中にとどまります。
- ダミーや複数のプライベートな空間が欲しい。 パターンごとに専用の保管庫になります。
- 書類もプライベートに保管したい。 「ファイル」アプリからPDFやファイルを読み込めます。
正直なトレードオフとして、Velcryptの初版では、iPhoneをなくしたりパターンを忘れたりすると保管庫を復元できません。どちらのリスクがより気になるかで決めてください。
よくある質問
iPhoneの「非表示」アルバムは暗号化されていますか?
ロックされたiPhone上の写真はiOSのデータ保護で守られており、iOS 16以降の「非表示」アルバムにはFace IDまたはパスコードのロックが加わります。iCloud上では、「高度なデータ保護」を有効にした場合にだけ非表示の写真がエンドツーエンドで暗号化され、そうでなければAppleが鍵を保持します。
パスコードを知っている人に、非表示の写真を見られますか?
見られます。「非表示」アルバムは端末のパスコードでもロックを解除できるため、パスコードを知っている人なら誰でも開けます。Velcryptのような独立した保管庫は、パスコードとは無関係のパターンを使います。
非表示にした写真はほかのデバイスにも同期されますか?
iCloud写真がオンなら、非表示の写真は同じApple AccountでサインインしているほかのAppleデバイスに同期され、そのデバイスの「非表示」アルバムにも表示されます。
「非表示」アルバムとVelcrypt、どちらを使うべきですか?
無料で標準搭載、同期もできるものが欲しく、パスコードを知っている全員を信頼できるなら「非表示」アルバムを。別の秘密、クラウドにコピーを置かないこと、存在を証明できない保管庫が必要ならVelcryptを検討してください。